1952-02-04 第13回国会 参議院 人事委員会 第4号
ただこの際お尋ねしたいことは、御承知の通り現在の国家公務員の一般職の職員の給與は一万六十二円などという、而もそれがその実体が非常に怪しげな低い給與が決定されておりまするけれども、御承知のように現在非常に物価が惡循環の傾向を、物価自体も惡循環の傾向を辿つておりまして、相当公務員諸君の生活が窮迫しておるはずなんです。
ただこの際お尋ねしたいことは、御承知の通り現在の国家公務員の一般職の職員の給與は一万六十二円などという、而もそれがその実体が非常に怪しげな低い給與が決定されておりまするけれども、御承知のように現在非常に物価が惡循環の傾向を、物価自体も惡循環の傾向を辿つておりまして、相当公務員諸君の生活が窮迫しておるはずなんです。
先ほど申上げましたように、賃金と物価の惡循環を起すということは絶対に私は避けなければならん問題でこれが私の頭にあるので、この程度で我慢して頂きたいと思つておるのであります。
それともう一つは、その場合の理由の一つに今インフレだと、又インフレになる虞れもある、だからインフレの懸念から公務員の給料を上げることは民間にも勿論はね返りをするだろう、そうすると給與は上る、物価は上る、言わば例に曾つて言われたように惡循環をしてインフレ促進をもたらす。
従つて今回のような大幅の運賃の値上げは、現在年間輸送量が二百七十六万トンに及ぶ金属工業にとりましては、お手許に差上げました資料について御覧願います通り、値上げだけでも六億七千万円に及ぶという状態でありまして、これが金属の最終製品に影響し、それが国鉄の資材の値上りになつて循環して来て、惡循環を起すということを非常に憂えるのであります。
ダレス代表も又、「この條約が、戦争から勝利、勝利から平和、平和から戦争へと歴史上繰り返された惡循環を断ち切らんとするものであり、復讐の平和ではなく、正義の平和である」と言つております。又ヤンガー英国代表は、「英国は伝統的に日本と利害を共通にし、日本国民に友情を持つておつた。この伝統は不幸過失二十年間の出来事によつて破られたが、今や日本との従前の友好関係を取り戻し得べき時期に達したのである。
、セメント、木材などの資材がストツク、滯貨となつているときならばいざ知らず、現在のような状態におきましては、いわゆるケインズ的な景気政策としての、公共投資政策の意味は殆んど存在しないのでありまして、従つて私は現状の下におきましては、必ずしも公共事業費の増額論者ではないのでありますけれども、戰時中及び戰後における我が国土の荒廃と、頻発する災実並びに災害復旧の不完全というようなことが、互いに原因結果の惡循環
○鈴木(善)委員 去る二十四日の本委員会におきまして総司令部天然資源局のスケンク局長より、吉田総理大臣に対して勧告が行われました沼津漁業の経済的危機打開に対する五ポイントにつきまして、岡崎官房長官に対して質疑をいたしたのでありますが、わが国の沿岸漁業が、資源の枯渇と漁業経営費の高騰、さらに魚価の低落、このようなはさみ状価格差による惡循環によりまして、刻々重大な危機に逢着いたしております現状にかんがみましてこの
(拍手)その結果、わずか一年有余の間に、物価と賃金の惡循環は完全にあとを断ち、生産の復興は目ざましく、また貿易もおおむね順調な進展を示しておるのであります。
その結果、僅か一年有余の間に、物価と賃金の惡循環は完全にあとを絶ち、生産の復興は目党ましく、又貿易もおおむね順調な伸張を示しております。たまたま昨年六月、朝鮮動乱の勃発に伴い、世界的な需要増大の影響を受けまして、我が国の産業界はとみに活況を呈し、七月には援助輸入を含めましてもなお且つ輸出超過を記録するに至つたのであります。
今日の農村が行詰つておるということは、今更私が言うまでもないことでありまして、従つて農村が行詰つて来るということは、農村の実際の支払う賃金が下がるということであつて、そうして若しこれを現実に支払つた生頭費の中に繰入れられる労賃が現実に支払われた労賃であるということになると、一旦農村が不況の状態に落ち込むというと、惡循環でいよいよ惡い状態に落ち込んで来る。
財政経済を担当する私といたしましては、米の値が上り、公務員の給與がある程度上つても、それで二年前、三年前の物価の惡循環は来さない。それを来さないほどに日本の経済が安定したという確信が起きましたので、給與の引上げと米の値上げ、これを最後の安定政策の一環として行いたいというのであります。
又今の状況から見ますと、昨年の暮から今年の冬にかけて心配しておりました惡循環の問題も、もう殆んど解消したし、それから又直接需要を殖やす点からも上げた方がいいのじやないかという考えの下に関係方面と折衝を続けておる状況であるのであります。本国会に間に合うか間に合いませんか分りませんが、自分の腹としては只今のところはそういう考えで進んでおるのであります。
それから情勢にいたしましても、給與問題について先程言われたように、給與を或る程度引上げることによつて惡循環が起らんという事態も明らかになつておるわけであります。財源にしましても、恐らくこの席上で今言われましたものは、大事をとつて内輪目に言われた数字だと考えるのでありますが、財源にしても、何らかのベースの引上げでなくても給與を増し得るだけの財源はあるという今お話であります。
次に大蔵大臣にお伺いいたしたいことは、われわれが七千八百七十七円の勧告を取上げ、昨年末より院内外の鬪争を展開したときに、大蔵大臣は、給與改訂が賃金と物価の惡循環をもたらし、インフレを再発させるという理由で反対して来られたのであります。
本年度の予算編成に際しまして、財源の関係あるいは給與引上げに基きまする惡循環の問題等から考えまして、当初予算におきましては引上げない方針をとつたのであります。
それを解約益とか或いは死差益というような利益で填補とておるというような傾向にあるわけでございますので、この惡循環を続けておりますと信用の失墜を来すということになるわけでございますので、私共といたしましては、無理な契約の募集をしないようにという観点から、保險募集の取締に力を盡し、又一方経費が枠内に收まるように経費損を抑えて、経費損をなくするようにするというような面から惡循環を断ち切るというふうに努めておるわけでございます
政府は、賃金と物価が惡循環するから引上げない、或いは又財源がないから引上げない。そういうことを以て引上げない根拠にしておりますが、この予算審議の過程においてこのデフレの段階に入つて、給與ベースを引上げて、賃金と物価が惡循環するかしないか、もう論ずる余地はない。むしろ物価が非常に下つて行くのを食い止めて、そうしてむしろ給與ベースを引上げることはデイス・インフレの線に戻す、それが明らかなんであります。
第三は、肥料価格の値上りは主段食の値上りを来たすことをでありますし、主食の値上りは国民生活費の上昇を招くこととなることは申すまでもないのでありまして、政府はこの惡循環の防止につきましても、最善を盡して頂かなければならんと思うのであります。
一つは、賃金三原則の限界内で定めらるべきであり、第二はいたずらなる名目賃金の引上げ、あるいはこの引上げによつて、全体としての物価との惡循環を起してはならない、この二つの原則に合いますならば、これは労使の間で適当に妥結せらるべきものであつて、何ら統制を加えたり、あるいは干渉すべき筋合いではない、かように考えているのであります。
ただ一つここで私はどうしてもこれは政府の意見を質しておかなくちやならないのは、政府が未だにとつておられる物価と賃金の惡循環の問題、これについては……、併しこの理論的な問題につきましては、この委員会におきまして木村委員から吉田首相に対して十分に話されて、その根拠は殆んど破れておると思うのであります。これはもう理論的な根拠についてこんなことを言う必要はないと思う。
かたがた、労働攻勢を背景とした物価と賃金との惡循環もいよいよ烈しくなつて、流通秩序は混乱し、かてて加えて、やみ行為は横行し、もつて惡性インフレの危機は寸前に迫つているとの感を抱かしむるものがあつたのであります。今日から、これらの事情を顧みましても、心あるものは、まことに恐怖・戰慄の感なきを得ない感じがいたすのでございます。